【話したい持論】学生研究に必要な能力【かわだ】

社会人

こんにちは。たぐちです。

「京大卒社会人にインタビューする企画」の10個目のテーマ『話したい持論』。

これまでは僕自身が聞きたい内容を聞いてみて答えてもらう形式でしたが、今回はメンバーが普段考えていることや話したい内容を聞いてみました。

今回答えてくれたのは京大理系大学院卒で現在社会人一年目のかわだ君です。

昨年まで大学院生だったかわだ君が、大学で研究をする中で教わったこと・感じたことを答えてくれました。

目線は”学生”で、”研究”の話ではありますが、社会人の研究以外の業務にも役に立つ話だと感じる内容でした。

ぜひ最後まで読んでみてください。

ゴミをダイアモンドだとプレゼンできるか

たぐち
たぐち

何か話したい持論ってある??

かわだ
かわだ

学生のときに言われたことで「ゴミをダイアモンドだとプレゼンしろ」ってのが学生研究には必要な力だったなぁと思ってます。

たぐち
たぐち

なにそれ??「嘘で騙せ」ってことではないんだよね?

かわだ
かわだ

それは違います!「自分のスタンスを明確にして、自信を持ってそのスタンスを貫け」ってことだと思います。

大学院での研究活動において、学会や研究室内の進捗報告会、修士論文発表会・審査会など、自身の研究内容を発表してその内容に対して質疑を受ける機会が何度もあります。

かわだ君はその質疑応答において、最初はうまく対応することができずにスタッフに度々指導してもらったそうです。

その中で、「ゴミをダイアモンドだとプレゼンしろ」という内容を指導されて、大事な考え方だったと今も感じているとのこと。

かわだ君は自身の研究の中で、「採取したデータを元にその原因を考えていくと、こういう現象になっているはずだ」という主張をしていました。

実際に、先輩や助教とも議論して、「そのデータであればその説が妥当だろう」という議論をしていました。

しかし、いざ質疑応答の場面で別の研究室の教授に「こっちの説も考えられるんじゃないの?」と質問された際に、自分の考えに自信を持てず、「そうかもしれません・・・」と弱気になってしまったとのこと。

かわだ
かわだ

教授なら僕の知らないことも色々知ってると思って、不安になっちゃってました。

教授といえども研究分野が違うと、かわだ君の研究内容について十分な知識を持っていることはほとんどなく、ちゃんと自信を持って「違います」と答えるだけで良かったようです。

ただ、かわだ君としては、本当にそういう現象が起こっていることを目で見て確認したわけではなくて、得られたデータから推察しているだけに過ぎません。

もしかしたら見落としがあるかも・・・とか、他のデータをとったらこの説は覆ってしまうかも・・・という思いがあって自信を持てなかったようです。

たぐち
たぐち

この気持ちは分かるなぁ。

「ゴミをダイアモンドだとプレゼンしろ」という指導の真意は、次のようなもののようです。

今あるデータの全てが「これはダイアモンド」だと言っているが、まだ証拠は揃っていない。

もっとよく調べたら「これはゴミだった」という結論になるかも知れない。

でも、現状のデータでダイアモンドだと考えられるのであれば、今は自信を持ってダイアモンドだと主張しなさい。

科学では相反する2つ以上の意見が対立することは良くあります。

それぞれの立場の研究者がそれぞれの意見を主張するためにデータを採取して、その上で議論を重ねて真実に近づいていきます。

相手の意見への敬意は必要ですが、自分の考えをしっかりと主張することが、科学の進歩につながると思います。

分からないことは分からないと言う

たぐち
たぐち

質疑応答って時間も限られるし、けっこう難しいよね。

かわだ
かわだ

質疑で大事だと思ったことがもう一つあって、「分からないことを分からないって正直に伝えること」が必要って気づきました。

かわだ君は当初、質問されて答えられないときに、分からないなりになんとか答えようとしていたそうです。

その様子を見た助教から、「分からないことに恥ずかしさがあるのではないか?」と言われ、「恥ずかしがる必要はないから『分からない』とちゃんと言いなさい」と教わったそうです。

そう言われる前は、知らないことは恥ずかしいことで、調べていなかった自分が悪いと感じていたそうですが、指導してもらったり自分で文献調査をする中で変わっていったそうです。

調べてもわからないものもあるんだから、知らないことは恥ずかしいことではない」「分かっているふりをする方が恥ずかしい」と感じるようになっていったと話してくれました。

確かに、世界中の誰も知らないこともあって、それを調べるために調査・研究している人が多くいます。

また、どれだけ深い専門性のある研究者・専門家であろうと、自分の専門分野から外れると知らないことが無数にあります。

分からないことをちゃんと伝えて、その上でコミュニケーションを続ける方がスムーズで建設的です。

僕自身もかわだ君と同様に、「分からないことを分からないと言う」ことの大切さにどこかのタイミングで気づいたんですが、それ以前はやはり「知らないことは恥ずかしいこと」と感じていました。

たぐち
たぐち

「いや、ちょっと忘れちゃって・・・」とか、なんとか言い逃れようとしてたこともあるなぁ。

この原因はもしかしたら学校教育にあるかもしれません。

テストに出る問題は学習指導要領の範囲内だけで、その中身を全部把握していたら知らないことはありません。

そしてテストでは基本的に満点を目指して、間違えたところ・分からなかったところを後から復習して潰していく。

その習慣から「分からないことは悪いこと」「全部知っておくことが可能」と思ってしまうのかも知れません。

社会に出てからも役に立っている

たぐち
たぐち

話してくれたことって、学生のときに感じたことだと思うけど、社会に出てからも役に立つような内容だよね。

かわだ
かわだ

確かに、仕事でも似たような場面があります。役に立ってると思います。

かわだ君は現在の仕事の中で、”限られた時間・情報の中でお客さんの今後に大きく影響する判断をしなくてはいけない場面”があるそうです。

十分に検討してから決断を出すわけではなくて、ある程度初期検討をした段階でGOまたはSTOPの立場を取らなくてはいけません。

そういう場合に、GOでも良いしSTOPでもいいし・・・という中途半端な立場ではいけなくて、限られた判断材料から一旦判断する必要があります。

その上で、自分が選んだ道を正解にしていきながら、いかに正しいかを説明して納得してもらおうと頑張っているとのこと。

科学においては真理が存在して正解があるかもしれませんが、ビジネスには絶対の正解はないと思います。

それに”自分が選ばなかった選択肢を選んでいたらどうなるか”を確認することができない場合が多いです。

“自分の選んだ道に自信を持つこと”が”やるべきことだけに集中すること”に繋がると感じました。

 

今回と同じテーマで、当ブログの他のメンバーにも持論を聞いてみて、色んな分野の話を投稿しようと思います。

合わせてこちらも読んでみて下さい。

話したい持論
「話したい持論」の記事一覧です。

また、今回話してくれたかわだ君の記事はこちらから。

かわだのインタビュー記事
「かわだ」の記事一覧です。

 

今後も皆さんに役に立つと思う内容を投稿しますので、よろしくおねがいします。

それではまた!

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