【日本の教育について思うこと】研究にお金をかけてほしい【こいし】

育児・教育

こんにちは。たぐちです。

「京大卒社会人にインタビューする企画」の第8弾テーマ『日本の教育について思うこと』。

今回話してくれたのは京大理系大学院卒で電機メーカーの開発職をしているこいし君です。

今回は大学院まで進学したこいし君が感じた日本における大学研究の待遇についての話です。

日本は教育に使われる税金が少ないと聞いたことがある人も多いかもしれませんが、実感を持って感じたことのある人は少ないかも知れません。

具体的にどの程度の待遇なのかをイメージできる内容だったので、最後まで読んでみてください。

大学教授の待遇が悪すぎる

たぐち
たぐち

日本の教育について思うことって何かある?

こいし
こいし

大学研究にもっとお金かけてほしいなーって思いますねー。

たぐち
たぐち

何でそう思ったの?

こいし
こいし

大学の同期が今度助教になるんですけど、給料低いって嘆いてたの聞いて。たしかにそうだなーと。

こいし君の同期の方で、東京大学の助教になる方がいるそうです。

助教になるには年齢的に早い方なので、周りの方々と比べてもかなり優秀なんだと思います。

その同期は東大の助教になるか、企業に就職するかをギリギリまで迷っていたとのこと。

東大の助教になれるんだったら迷う必要なんてないんじゃないかと思いましたが、理由を聞いて納得しました。

就職するか迷っていた企業が世界的に有名な某戦略コンサル企業で、その年収は1200~3000万円とのこと。

一方、東大助教の年収は500~600万円らしいです。

助教から准教授、教授と出世していったとしても、その戦略コンサル企業の年収より高くなるわけではないようです。

ちなみに調べてみたら東大の教授でも年収約1200万円です。

https://www.komuinfo.com/entry/2020/02/01/002200

こいし君の同期はやりたい研究をするために年収を諦めるか、年収を優先してやりたい研究を諦めるかで迷っていたとのこと。

これが、”誰にでもできる職業だけどやりたい仕事だから待遇が悪いのも仕方ない”という話なら納得ですが、東大助教になるなんてごく一部の優秀な人にしかできないことです。

東大助教~教授の年収は世間一般的に見たら高い方なのは分かりますが、「必要な能力が高い割には不遇すぎる」と感じました。

また、予算が少ないことによって時間的な制約が増えてしまうことも悪しき風習としてあるようです。

秘書の人件費などを減らしているため、教授が事務作業もやらなくては行けない状況にあり、本来注力するべき研究・教育に割く時間が減ってしまっているとのこと。

もっと予算をかけて研究に時間を使える環境を作って欲しいと話してくれました。

本当に優秀な人しか大学に残って活躍できない

たぐち
たぐち

こいし君はアカデミックの道に進もうとは思わなかったの?

こいし
こいし

僕より明らかに優秀な先輩が命削って研究してるのを見て、この世界で戦いたくないなって思ったので辞めました。

僕は個人的にこいし君はかなり優秀な人だと思っています。

(こいし君の小学生の頃の天才エピソードはこちら。)

小5で微積
こんにちは。たぐちです。 僕の友人の京大卒社会人にインタビューしてみる企画、第2弾テーマ「京大合格につながったエピソード」。 今回答えてくれたのは京大理系大学院卒で、現在は電機メーカーで開発職をしているこいし君です。 ...

そのため、やる気があれば進学して大学教授を目指したとしても十分活躍できるのではと感じていました。

一方、こいし君本人はそれは難しいと感じていたようです。

こいし君が所属していた研究室に2学年上の博士課程の先輩がいました。

その先輩はこいし君から見ても優秀な方で、研究成果も立派に出していたとのこと。

そんな優秀な先輩でもかなり長い時間を研究に費やしているようで、こいし君がいつ研究室に行っても常にその先輩は研究していました。

“優秀過ぎる”と感じる先輩が”命を削ってまで努力している”状況を目の当たりにして、この世界で戦うのは無理だと感じたと話してくれました。

大学教授や准教授は優秀であれば誰でもなれるわけではなく、ポスト争いにも勝たなくてはいけません。

誰もが受ける義務教育から始まって、そのままずっと進んだ先にある大学教授という職業なので、本当に優秀な人しか残っていない世界です。

また、任期があることもアカデミックが敬遠される要因の一つになっているようです。

ただでさえ高い実力と運が必要にも拘わらず、一定の成果を出し続けないと数年後には職を失う可能性があります

こいし君本人から見て、そういう状況で自分が勝ち残るのは難しいと感じたとのことでした。

大学研究にお金をかけてほしい

冒頭にも述べた通り、日本は教育にかける予算が少ないと言われるのをよく聞きます。

政治の話をするつもりはないですが、もっと予算を投じて日本全体が豊かになる国作りにつなげてほしいと思っています。

今回のこいし君の同期の事例では、「待遇が悪くてもやりたい研究をやるために助教になることを選んだ」というエピソードでした。

でも、やはり待遇を理由に企業に就職する人や海外に出ていく人が多いのは容易に想像できます。

逆に、日本では待遇が良くないので海外から優秀な人材が集まりにくいという側面もあるそうです。

こいし君自身も、「たとえ自分が勝ち残るのが難しかったとしても、待遇が良ければ大学に残る選択をする可能性が高くなったと思う」と話していました。

一般企業において優秀な人を採用したいのであれば、一つの選択肢として”給料を高くする”という手段が採られます。

一概に比較できるものではありませんが、感覚としては、同じ能力が必要なポストに就いた場合、一般企業の方が高い給料が支払われると今回こいし君の話を聞いて感じました。

将来の産業や技術の発展を担っている大学研究にもっと予算を投じてほしいというこいし君の意見に同意です。

とは言え、その現状を打開するためにできることは少ないと思うので、そういう国に住んでいるという現実を認識して、自分の生き方を考えていこうと思いました。

 

今回と同じテーマで「日本の教育について思うこと」を他のメンバーにもインタビューしていますので、こちらも合わせて読んでみてください。

日本の教育について思うこと
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それではまた!

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