【やってよかったと思ったこと】博士号取得が自信につながった【MK】

社会人

こんにちは。たぐちです。

「京大卒社会人にインタビューしてみる企画」第5弾テーマ『後になって本当にやってよかったと思ったこと』。

今回答えてくれたのは京大理系大学院博士課程卒で、現在はメーカーで研究職をしているMKです。

当ブログメンバー唯一の博士号取得者であるMKが「博士号を取得したことが自信につながった」という内容を話してくれました。

僕も修士課程卒なので、博士課程の研究生活がどのようなものかはなんとなくイメージできているつもりでしたが、企業に就職した後で博士課程を振り返った話を聞いたのは初めてでした。

ぜひ最後まで読んでみてください。

期限内で成果を求められる

たぐち
たぐち

これまでを振り返って、やってよかったことって何?

MK
MK

博士課程に進学したことやな!大変やったけど達成感もあったし自信につながったな。

MKは大学を卒業後、大学院に進学して2年で修士号を取得し、その後3年かけて博士号を取得して今の企業に就職しています。

卒業論文や修士論文は執筆が大変であることは間違いないと思いますが、それでも単位を取得して真面目に研究に取り組んで、しっかり成果をまとめればほぼ確実に修士号までは取得できます。

各分野の専門知識が難解だったり、考察が難しい場合もあると思いますが、それをサポートしてくれる教授陣に相談できる環境もあるので、ちゃんとやってさえいれば問題ないです。

一方、博士号は真面目に研究したとしても成果を出さなければ取得できません

研究室によって多少基準が違うようですが、MKの研究室では論文を3本出すことが博士号取得要件になっていました。

ただ出せばいいというわけではなく、審査(査読)があって専門家のチェックをクリアできる内容でなくてはなりません。

加えて、ただ3本出せばいいわけではなく、それらの論文に一貫性やストーリーが必要で、研究内容を発展させる能力があるかどうかも問われます。

実際に博士課程に進学したものの単位取得退学という形で博士号を取得できずに終わってしまう人も一定数いるようです。

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また一般的には博士課程でも留年することも可能で、3年でなく最長6年間かけて学位を取る人も居ます。

しかしながらMKの研究室では留年の選択肢が認められない方針だったようで、3年間で成果を出さなくてはならなかったそうです。

そのようなプレッシャーのかかる条件の中で研究成果をまとめ上げ、博士号を取得できたことに達成感があったとのこと。

現在の自信につながっているようで、進学して良かったと話してくれました。

博士課程を経て得られたもの

たぐち
たぐち

博士課程で得られたものって他にある?

MK
MK

一番は体力とか精神力だと思うけど、他にもいくつかあるな。

博士課程で得られたものは先程述べた達成感・自信以外にもいくつか話してくれました。

その中から3つ紹介します。

体力・精神力

大学の研究は企業の研究と違って労働基準法が適用されません。

成果を出したい学生としては長い時間を研究に費やすことも少なくありません。

以前の記事にも書きましたが、MKはサラリーマンの残業時間換算で月間180時間超に相当する時間を研究に費やしていました。

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強制されているわけではないので不満はなかったそうですが、「今後の人生でこんなに時間をかけて働くことはないだろう」と思えるほど頑張っていたとのこと。

そのような生活を約6年間続けていた経験を通して、体力と精神力が身についたと感じていました。

現在、多少忙しい時期があっても「あの頃と比べれば全然大したことない」と思えるとのこと。

計画性

大学の研究室では、会社のように上司やチームメイトから進捗を管理されたり、命令されて業務を強制されることは一般的にはほとんどありません。

MKの場合も自身の研究は自身で進捗管理をしていました。

もしこの進捗管理に失敗すると博士号が取得できなくなる可能性もあるため、”人生がかかっている”といっても過言ではありません。

MKは終わりから逆算して、いつまでに今の成果をまとめようとかいつまでに次の実験結果を出しておかないと・・・と常に考えるようになり、その計画を実行していきました。

もちろん予定通りに良い結果が出る保証はないので、いい結果が出ない可能性も頭に入れながら計画を立ててたとのこと。

これは企業においても大事な能力で、今のMKの業務にも役に立っているそうです。

研究業務一貫のマネジメント経験

企業の研究では、経営方針をベースに研究開発方針や研究テーマが決まって、そのテーマを研究者が担当することが多いと思います。

もちろん自分のやりたい研究を主張して承認される場合もありますが、多くは大まかな方向性を与えられた状態から業務がスタートする場合が多いです。

一方、MKの博士課程における研究では、最初は教授陣からテーマを与えられますが、最後は自分でテーマを考えるところからスタートさせていました。

そして自分で考えたテーマで研究して成果をまとめて報告するという一連の流れを全て自分で実行してきました

これは企業で、特に若手のうちにはなかなか得られない経験です。

具体的にどのように役に立ったかをはっきりと言葉にすることはできませんが、糧になっていると感じているようです。

博士課程進学を勧めたいか?

たぐち
たぐち

自分としてはやってよかったってことだけど、他の人にも勧めたい?

MK
MK

いや、オススメはしないな。やりたいと思う人だけがやったらいいと思う。

MK自身は博士課程に進みたくて進学して、その結果博士号が取得できたため、「やってよかった」と感じています。

一方、他の人にも勧めたいかというと、必ずしもそうではありません

博士号取得までに時間もかかるし、就職の選択肢がかえって狭まる可能性もあります。

MKとしてはとても価値のある経験だったのは間違いありませんが、他の人とって価値を感じられるかどうかは別とのこと。

僕は修士号を取得して企業に就職しました。

僕の場合は研究分野への好奇心やモチベーションが下がってしまったと感じて、異分野に移ることを目的の1つとして就職しました。

博士号に対する憧れがありましたが、そんな理由で進学しなくてよかったと、今回MKの話を聞いて思いました。

当ブログメンバーでは博士号取得者はMKしかいませんが、他の大学の友人や職場の先輩にはいるので、その方々にも機会があれば話を聞いてみようと思います。

 

今回と同じテーマで、別のメンバーにも「やってよかったこと」をインタビューしています。

合わせてこちらも読んでみてください。

後になって本当にやってよかったと思ったこと
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また今回話してくれたMKに色んなテーマでインタビューして記事を投稿していきます。

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今後も僕の友人の京大卒社会人に話を聞いてみて、役に立つと思う内容を発信していきます。

Twitterでも発信していますので合わせてよろしくお願いします。

それではまた!

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