【日本の教育について思うこと】海外赴任で感じた歴史教育の重要性【まさ~と~】

育児・教育

こんにちは。たぐちです。

「京大卒社会人にインタビューする企画」の第8弾テーマ『日本の教育について思うこと』。

今回話してくれたのは京大理系大学院卒で、現在インフラ企業でエンジニアをしているまさ~と~です。

まさ~と~は直近2年間ほど、ヨーロッパで海外赴任していました。

その中で感じた、日本の歴史教育の重要性について、本人の体験を交えて話してくれました。

「海外に行かないから関係ない」という意見があるのは分かりますが、一旦置いておいて、日本全体の教育について考えてみたいと思います。

日本に住んでいる国民全体が”世界的に見て偏っている状態を放置していいのか”という問題として考える余地がありそうです。

なかなか聞く機会の少ないエピソードと思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

世界史を分かっていないと世界情勢が分からない

たぐち
たぐち

日本の教育について思うことって何かある?

まさ~と~
まさ~と~

歴史の授業要らんとか言う人もいるけど、俺は歴史の授業大事やと思うんよな!

まさ~と~は元々歴史が好きで、勉強して覚えたと言うよりもテレビや漫画・ゲームを通して楽しみながら歴史の知識を身につけていました。

その知識は旅行で観光に行くときに多少役に立ったようですが、それ以外で役に立つ場面はあまりありませんでした。

しかしながら、数年前に仕事でヨーロッパに赴任した経験を通して、「歴史を知っていて良かった」と痛感したそうです。

そう感じたエピソードはいくつもあるようですが、その中から2つ紹介します。

キリスト教の3つの宗派

日本人は無宗教の人が多く、宗教によって考え方・価値観が大きく異なるという経験をする機会が少ないと思います。

しかしそれは日本が特殊なだけで、海外には複数の宗教があり、価値観だけでなく生活や文化そのものが違います。

相手のことを理解しようとすると相手の宗教を理解する必要があります

また同じ宗教の中でも宗派によって考え方が違う場合もあります。

例えば、キリスト教には「カトリック」「プロテスタント」「正教会」という3つの宗派があり、大事にしている価値観がそれぞれ違います。

https://www.newlifeministries.jp/catholic_protestant/

そして、このような宗派による違いが生まれたのもヨーロッパの歴史と深く関係があります

たとえば、キリスト教がローマ帝国に広がっていった時、ローマ帝国は東西に分かれて統治されていたため、キリスト教も東西で解釈が異なり、宗派分断のきっかけになっています。

歴史を知っているとどこの国がどの宗派であるかを想像することができ、そのおかげで、仕事仲間の価値観の違いをイメージできたとのことでした。

ヨーロッパの国々の関係

まさ~と~はヨーロッパで仕事をしていたので、イギリスのEU脱退等のヨーロッパのニュースが、日常会話の話題になることがとても多かったそうです。

そのような今起きている政治も当然、過去からの国家間の勢力関係や戦争などの延長線上にあり、歴史の流れを知っているとより深く理解できます。

また、それぞれの国民にとって触れられたくないタブーのような話題もあり、誤って踏み込むことを防ぐためにも知識が必要です。

そのような自衛の観点からも「歴史を知っていて良かった」と感じたそうです。

 

まさ~と~
まさ~と~

日本で過ごしてたら、ヨーロッパの主人公ってイギリスだと漠然と思ってない?

実はドイツとフランスの関係性がめちゃくちゃ大事なんやで!

たぐち
たぐち

そうなんや!知らなかった・・・

自分の国のことを説明できない

たぐち
たぐち

確かに、僕は世界史を全然知らないから現代の政治のこともよく分かってないなぁ。

まさ~と~
まさ~と~

逆に日本史も分かってないと自分の国のことも説明できないんよな。

まさ~と~は仕事仲間から日本についてよく質問されたそうです。

例えば、「日本語っていつからあるの?」「天皇っていつからいる?」「日本の建国記念日って何の日なの?」など。

そういう場面でも、歴史を知らないと自分の国のことを説明できないと感じたとのこと。

皆さんは知ってるものがありますか?僕は知りませんでした・・・

ちなみに諸説あるようですが、日本語は弥生時代ごろに言葉が生まれて、四世紀ごろに中国から漢字が入ってきたと言われているそうです。

https://www.webchikuma.jp/articles/-/1668

また天皇は、初代天皇である神武天皇が即位したとされている紀元前660年からいるとされています。

https://tenki.jp/suppl/grapefruit_j02/2018/02/11/27871.html

そして神武天皇の即位日が現在の「建国記念の日」と定められています。

ちなみにアメリカではアメリカ独立宣言の署名がされた日、フランスではフランス革命が始まった日、イタリアでは王制に代って共和制を政体とすることが決定した国民投票の日らしいです。

国ごとに何を大事にしているのかが分かりやすいと感じました。

日本は”天皇を大事にしている国”と言えると思います。

もちろん答え方は色々あると思いますが、歴史を知らなければ海外の人に「お前の国はどんな国だ?」と言われても答えられません。

日本の学校教育の変化

たぐち
たぐち

歴史ずっと苦手だったんだけど、やっぱり知っとかないといけないなって気がしてきたな・・・

まさ~と~
まさ~と~

興味持てないと分かりにくかったよな!

でも直近の学習指導要領の改定で高校の歴史の教え方が変わるらしいけど、それは良い変化やと思うわ!

最近、英語教育が小学生から始まったり、プログラミングや資産形成に関する授業がスタートするという学校教育に関するニュースをよく見かけます。

それに合わせて歴史の教え方も変わるそうです。

大まかには、日本史・世界史と分けるのではなく「歴史総合」として日本も海外も合わせて俯瞰して教えることになり、また古代の話よりも現在に影響の大きい近代以降の世界情勢を中心に学びます

https://news.yahoo.co.jp/articles/4f1b697ab2cf753700626da04bf1df2e9bad6920

従来よりも活用しやすい形で教育されることになるようです。

日本国民全体の歴史リテラシーを上げるべき

今回の話を受けて、「自分は海外に行かないから関係ない」と思う人もいると思います。

それ自体は個人の価値観なので、全く否定するべきものではありません。

一方、”日本国民全体の歴史レベルがどうあるべきか”という国の教育全体の話であれば個人の話とは無関係です。

日本人は先進国でありながら海外に移住する機会も国内で外国人と接する機会も少ない、世界的には特殊な国民だと思います。

また、”少子高齢化”や”失われた30年”と言われるように、様々な問題を抱えている国でもあります。

日本の良さももちろん沢山ありますが、国全体で見るともっと海外に進出する人が多いほうがいいし、外国人と接する機会があった方が良いと言えると思います。

そのために、海外の人と接するためには持っておいたほうが良い知識=歴史の知識を学校でしっかりと国民に教育するべきかもしれません。

 

今回と同じテーマで「日本の教育について思うこと」を他のメンバーにもインタビューしています。

あわせて読んでみてください。

日本の教育について思うこと
「日本の教育について思うこと」の記事一覧です。

また今回インタビューに応えてくれたまさ~と~の記事一覧はこちら。

まさ~と~のインタビュー記事
「まさ~と~」の記事一覧です。

今後も京大卒社会人の友人にインタビューしてみて、皆さんにも役立つと思う内容を投稿していきます。

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それではまた!

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