手戻りが生じて仕事が無駄になった

社会人

こんにちは。たぐちです。

「京大卒社会人にインタビューしてみる企画」第9弾のテーマは「仕事での失敗談」です。

「上手くいったことだけではなくて、失敗からも学んでいきたい」という思いでみんなの失敗談を共有したいと思います。

今回答えてくれたのは、自動車メーカーで開発の仕事をしているなおき君です。

入社1年目に取り組んだ仕事が無駄になってしまったエピソードと、そこから学んだ教訓を話してくれました。

これから社会に出る人や社会人になったばかりの人だけでなく、部下や後輩に仕事の指示を出す立場の人にも役に立つ内容と思います。

ぜひ最後まで読んでみてください。

手戻りが生じて仕事が無駄になった

たぐち
たぐち

仕事での失敗談ってある?

なおき
なおき

社会人1年目の時にやった仕事で失敗して、結局作業が無駄になっちゃったことがあるなぁ。

なおき君は社会人1年目の時、ある機械を作る仕事をしていました。

その機械は当時はエンジンで動いていたのですが、「エンジン駆動ではなく電動化したらどうなるか」を確認するため、試しに作ってみる…という仕事を振られたそうです。

入社して間もない新人に振る仕事なので、既にある程度の方針は決まっていたとのこと。

実務内容としては、以下の通りです。

  1. 他社のモーターを買ってくる
  2. そのモーターを加工して自社製品に取り付ける
  3. 電気で動かしてみて動作を確認する

なおき君は購入したモーターを加工して、実際に取り付ける段階まで仕事を進めました。

いざ取り付けるという段階になったときに「モーターが逆回転する」という問題が発覚しました。

この問題はある程度想定内でした。検討の段階で、なおき君は逆回転させないための対策を2つ考えました。

1つ目は、モーターに内蔵されているプログラムを書き換えること。

これは他の部署に依頼すれば実行することが可能です。

2つ目は、新しいギアを購入して回転方向を変えるというもの。

これには欠点があって「ギアの部分が緩みやすくなってしまう」ということが分かっていました。

そのような検討の結果、「緩むのは良くないので、他部署の人に依頼して回転方向を変えてもらった方が良い」と判断したとのことです。

しかしながら、ここには判断ミスがあったようです。

試作機なので耐久性は必要なくて、緩みやすくなったとしても問題ないこと。

また「電動化したらどうなるかをちょっと確認する」という”重要度の高くない仕事”だったため、わざわざ他部署の人にお願いする仕事ではないとのことでした。

結果的に、それから新しくギアを発注して逆方向に回転させることで仕事は完了しましたが、タイミングを逃してしまって何の役にも立たない仕事になってしまったとのこと。

前提を確認して進めることが必要

たぐち
たぐち

かなり重要な仕事っていうわけではなかったようだけど、自分の仕事が役に立たなかったのは残念だね。

なおき
なおき

そうだなぁ。ちゃんと前提を確認しておくべきってことを学んだよ。

今回の失敗から、なおき君は次のような教訓を得ていました。

まず1つ目は「どの程度力を入れてやるべきものなのか」を確認すべきだったということです。ちょっと確認したい程度の仕事だと意識できていれば、わざわざ他部署に協力を要請する判断にはなりにくいです。

2つ目は、「どの程度耐久性を必要とする製品なのか」を確認すること。

商品として販売するときには耐久性も必要ですが、機能を確認するためだけの試作段階であれば耐久性が必要ない時もあります。

今回の例だと、長く使うわけではないので「緩みやすいことが問題にはならない」という判断に繋がったはずです。

それ以降、普段の仕事で、仕事に取り組む前にその仕事の前提を確認して進めているようです。

なおき君の仕事の場合でいうと、「既存の商品を改修して作るものなのか、それとも全く新しい商品を生み出すものなのか」や「どの程度のリソースをかけていいのか」など。

このような前提条件を確認しておくことで、後々の判断を間違えることがなくなるということでした。

時間の無駄がなくなった

たぐち
たぐち

その失敗以降で同じようなミスはなくなったの?

なおき
なおき

ちゃんと前提を確認するようになってからは、同じようなミスは起こらなくなったよ。

得た教訓を以降の業務に生かすことによって、同じ失敗は起こっていないとのことです。

結果的に、やり直しが発生しにくいので無駄な時間がなくなり業務効率が上がったと話してくれました。

またそれだけではなくて、前提条件を確認することで他にもメリットがあったようです。

なおき君の勤める会社では、いろんな立場の人に説明して内容を確認してもらう会議が何度も開かれるそうです。

そのため、いろんな立場の人がいろんな価値観で意見を言ってきて、「こうしたらいいんじゃないか」と提案をしてくることがあります。

そういう時に、しっかり前提を固めておくと「今回はこの前提で進めたのでこういう結果になっています」とはっきり答えることができて、納得してもらえるとのこと。

また上司が変わることもよくあるそうで、その場合も「今回はこの前提で進めているので、こういう検討内容になっていますよ」ということをはっきりと伝えることができて、大きな方向転換が起こりにくいということでした。

教育と実務遂行のバランスが難しい

なおき
なおき

今回の失敗って新人だからこそ起こりやすい失敗だと思うんだよね。

たぐち
たぐち

どういうこと?

なおき
なおき

”新人教育”っていう目的もあったから、”それほど重要ではない仕事”に対して、しっかり指導してくれて、俺としては「大事な仕事だ」って思っちゃったんだよ。

今回の失敗が起こった仕事では、なおき君は途中段階で何度も上司にフィードバックをもらいながら進めていました。

その中で、検討項目が間違っていたり取れる選択肢が他にもあったときに、細かく熱心に指導してくれたとのことです。

“業務遂行”だけを考えれば、”それほど重要ではない仕事”にそこまで時間をかけるべきものではありません。

しかし、仕事に慣れてもらったり、次以降の仕事に生かしてもらうために、熱心に指導してくれたとのことです。

結果的に、重要度の認識に齟齬が生じてしまったという要因もあると話してくれました。

人材育成をする立場になって考えると、”教育・指導”と”業務遂行”のバランスが難しいと感じました。

今のところの僕の考えとしては、今回のなおき君のように「失敗しても大きなダメージにならない状況を作りつつ、ある程度の裁量を与える。もし失敗しても、そこから学ばせる」というのもありなのかなと思っています。

とはいえ明確な答えはまだ持っていないので、今後後輩を指導する際に考えながら指導しようと思います。

皆さんは”教育・指導”と”業務遂行”のバランスについて、アイディアはありますか?

もしよかったらコメントしてもらえると嬉しいです!

少し調べてみると、”失敗”を題材にした本はたくさんあるみたいですね。(参考:失敗百選 41の原因から未来の失敗を予測する

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それではまた!

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