日本の学校教育に感じる課題ー優等生、自由研究、読書感想文ー

育児・教育

こんにちは。たぐちです。

「京大卒社会人の友人にインタビューする企画」第8弾テーマ『日本の教育について思うこと』。

今回話してくれたのは京大理系大学院博士課程卒で、現在メーカーの研究職をしているMKです。

MKは自身の経験から教育について思うことをいくつも挙げてくれました。

その中から今回は、「優等生であることは良いことか」「自由研究の意義」「読書感想文の存在価値」の3つについて投稿します。

教育はとても重要なテーマだと思いますが、それを考える上で参考になる話だと思います。ぜひ最後まで読んでみてください。

優等生であることは良いことか

たぐち
たぐち

教育について思うことってある?

MK
MK

たくさんあるな!まず1つは優等生の是非についてかな。

これまで優等生タイプの道を歩んできたMKは、思春期に適度に先生達に怒られながら成長する方が健全な精神状態を築けると考えているようです。

日本の学校教育においては、「親や先生の言うことを素直に聞くことや先生に怒られないようにすることが良いことである」と教えられます。

その教育方針に則って真面目に生きていくと優等生になることが出来ますが、逆に”挫折を経験する機会”や”失敗して怒られる機会”はほとんどありません

一方、社会に出てからはどれだけ優秀な人でも失敗や挫折はよくあることです。それを考慮すると、”失敗や叱責でへこたれないようにメンタルが強いこと”がとても重要です。

MK自身も大学院や会社での研究生活を通じて、「メンタルの強さが必要である」と感じる場面が多くあったようです。

例えば、せっかく京大の大学院にまで進学したのに、研究室に来れなくなってしまう人がいたとのこと。

その要因について、MKは次のように感じたそうです。

それまでの学校教育では、勉強ができる”優等生”の道を歩んできたが、研究室で人生で初めて上手くいかない経験をしたため、乗り越えられなかったのかもしれないとのこと。

研究はうまくいかないのが当たり前で、それを踏まえて改善を繰り返すのが一般的です。

そんな中で、今まで”失敗してうまくいかないこと”を経験する機会がなかった人は、気持ちの切り替えがうまくいかない可能性があると話してくれました。

同様に、会社でも出社できないような精神状態に陥る人がいたそうです。

真面目で、トラブルを自分一人の責任として抱え込んでしまうタイプの人がそのような状態に陥ってるケースが多いように感じたとのこと。

たぐち
たぐち

MKもあんまり人生で挫折したことないような気がするんだけど、それでもメンタル結構強いよね。それってなんでなの?

MK
MK

自分の場合は優先順位の付け方かなぁ。

MKとは割と長い付き合いですが、その中でMKはメンタルが強い方だと僕は感じています。

その要因を本人に聞いたところ、「優先順位の付け方が良いんだろう」と話してくれました。

例えば、”研究や仕事でうまくいくこと”は人生においては重要なことです。

でも、そこでうまくいかなかったとしても別に死ぬわけじゃないんだから、まぁ最悪うまくいかなかったとしても別に問題ないとMKは割り切っているとのこと。

だからと言って手抜きをしているわけではありませんが、人生において”マストなこと”と”ベターなこと”を切り分けて考えているようでした。

小学校の自由研究って必要か

たぐち
たぐち

他にはどういうことを思ってる?

MK
MK

最近思ったことだけど、小学校の宿題で出されてた自由研究って必要ないかもって思ったわ。

このブログではいくつかテーマを設定して、そのテーマについて複数のメンバーに答えてもらうという形式でやっています。

そのテーマの1つに「子どもの頃にやっていた自由研究」という内容がありました。

今ブログのメンバーは京大卒社会人が10人いますが、10人に聞いてもほぼ全員が覚えていないとかあまり考えずにやっていたという回答でした。

結果的に、「このテーマでは記事は書けない」と判断してテーマを却下するに至っています。

統計的な判断をするための母数は十分とは言えませんが、10人いてほぼ全員が答えられないということは、「自由研究の宿題が今に生きていない」と言えそうです。

大学院に進学して博士号を取得し、現在研究職をしているMKは「小学生にいきなり自由研究というテーマを与えるのは難しい」と感じているようです。

大学院生でもいきなり自分でテーマを考えることはなく、先輩や教授陣の研究のトレースから始まることが多いです。

その中で、小さい失敗を通じて「なぜ失敗したのか」を考察し、それを解決して次へ…というステップを繰り返して研究のノウハウを学んでいきます。

レベルは違えど、いきなり小学生に「自由に何でもいいから研究しろ」と言われても無理があります

良い経験になるどころか、理科に苦手意識を植え付けるというデメリットの方が大きいのではないかと話してくれました。

読書感想文では読書を好きになるきっかけを与えてほしい

たぐち
たぐち

教育について思うこと他にもある?

MK
MK

読書感想文について、課題の与え方が良くなかったと思うな。

MKは現在では小説などの本を読むのが好きですが、小学生の時から好きだったわけではありません。

本を読む習慣がついたのは中学生の終わりぐらいからだそうです。

小学生の時に読書感想文の課題で与えられた本は堅いイメージがあってとっつきにくく、読書を好きになるきっかけには全くならなかったとのこと。

僕が自分の経験として覚えているのは、中学1年生の時の「養老孟司の本を読んで感想を書け」という課題でした。

当時の僕にとっては難しすぎて読むだけで疲れたしとても大変な課題でした。

MKとしても似たような経験をしたそうですが、今となっては読書が好きになっています。

そのきっかけは読書感想文の課題図書を読んだことではなくて、”続きが気になるような面白い本”を読んだことです。

小説などの軽い内容の本を読んで、読書に対する堅いイメージがなくなったことで本を読む楽しさに気づいたそうです。

読書感想文の課題として「強制的に難しい本を読ませるのではなく、読書が好きになるような面白い本を課題図書にするべきだ」と感じているようでした。

漫画やドラマ、ゲームなどのストーリーを楽しむ習慣のある人は多いと思います。

それが絵や映像がまったく無くて文字だけで構成された”本”になると途端にハードルが高くなります。

ただ、「ストーリー自体は楽しいと思える人が多いので、文字しか無いという形式のハードルさえ越えることができれば、多くの人が本に親しむことができるだろう」とのことでした。

完璧にはならない学校教育

MKは他にも教育について思うところがあるようなので、機会があれば改めて投稿したいと思います。

他のメンバーに聞いてみても、日本の学校教育の問題点はたくさん挙がります。

そのような完璧ではない環境で教育を受けさせることが義務になっている国で僕たちは子どもを育てています。

このことを念頭に置いて、学校教育制度の良いところを上手く活用し、同時に不要なところは無視しつつ、自分の子どもが伸び伸びと育つ環境を作っていこうと思いました。

 

今回と同じテーマで他のメンバーにも「日本の教育について思うこと」をインタビューしています。

日本の教育について思うこと
「日本の教育について思うこと」の記事一覧です。

また今回話してくれたMKの記事一覧はこちら。

mkのインタビュー記事
「mk」の記事一覧です。

今後も友人の京大卒社会人にインタビューして、皆さんにも役立つと思う内容を投稿していきます。

Twitterでも毎日発信していますので、ぜひフォローしてください。

それではまた!

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